捻挫・打撲・肉離れ
- 足をひねってしまい歩くのが困難
- 転んだ際に手をついて痛い
- 力を入れた際にふくらはぎを痛めた
- ぶつけたところが腫れて痛い
- 痛みは軽くなったが動かしにくい
捻挫・打撲・肉離れとは?
捻挫とは
関節に許容範囲を超えた動きが強制されたときに、関節周囲の組織である関節包や靭帯を損傷してしまった状態のことをいいます。
症状は、ケガをしてしまった部分の痛み、腫れ、熱感などの炎症を伴います。重度の場合は骨折や脱臼の可能性を疑わなければなりません。
打撲とは
転倒などにより、ぶつけてしまった部分に内出血によるアザや腫れ・熱感などの炎症を起こしてしまった状態のことをいいます。
ぶつけてしまった部分にもよりますが、重度の場合は骨折や内臓損傷の可能性を疑わなければなりません。
肉離れとは
筋肉に力が入っている状態の時に、強制的の引き伸ばされたことにより、筋肉組織や腱が損傷してしまった状態のことをいいます。
太ももやふくらはぎなどの下肢に発生することが多く、微細な損傷から筋断裂のような凹みを確認することができる重度の場合もあります。
応急処置の方法
急性期の腫れや内出血は、ケガをした直後からおおよそ3日ほどでピークを迎えます。ピークを迎えてから、なだらかに腫れや内出血はおさまっていきます。
捻挫・打撲・肉離れを起こしたら、すぐに「RICE処置」をおこないましょう。
受傷直後にRICE処置を行うと施術期間の短縮につながります。
Rest・・・安静
患部を安静にしましょう。
運動を続けるなど、患部を無理に動かすと症状が悪化し、回復が遅れてしまいます。
Icing・・・冷却
患部を冷やしましょう。
冷やすと血管が収縮して、炎症や内出血、腫れや痛みを軽減することができます。氷のうやアイスバッグ、バケツに張った氷水などを使ってしっかり冷やしましょう。
Compression・・・圧迫
包帯等を使用し適度に圧迫しましょう。
きつく締めすぎないよう注意してください。アイシングを同時に行うとより効果的です。
Elevation・・・挙上
患部を心臓より高い位置に上げておきます。
これにより患部への過剰な血液の流入を防ぎ、内出血や腫れを抑えることができます。
名和接骨院の<<捻挫・打撲・肉離れ>>の施術とは
急性期(受傷直後~1週間程度)
患部が腫れることで、関節や筋肉が動かしづらくなります。
まずは腫れひかせるためアイシングはもちろん、損傷組織の修復能力の向上の為の「マイクロカレント施術」などの物理療法と患部の周辺の痛めていない筋肉等対して「手技での施術」を行ない痛めた部分の組織の早期回復を目指します。
回復期
日常生活を送るうえで必要な筋力や可動域の改善のため、損傷してしまったことにより機能が低下してしまった筋肉・関節に対して「手技での施術(機能訓練)」を行っていきます。
機能訓練とは
足首や指が持つ、本来の働きを取り戻すことを目的として行います。
捻挫をした場合、指や足首が動いてしまうと、日常生活は送ることができます。しかし、動くだけでなく、正しく機能しないと、姿勢が崩れたり、不安定な姿勢を作ってしまいます。日常生活が十分にできても、本来の機能を取り戻せないと、スポーツをしたときには、ケガをしやすくなります。
スポーツをされる方には
競技特性の動きを取り入れたトレーニングなどの「運動療法」を行い早期の競技復帰や後遺症を残さない施術をお行なっていきます。
重度の場合には
骨折などの可能性も疑い連携させていただいているクリニックへご紹介させていただきレントゲンやMRIなどの検査により骨折の有無を確認していただいてます。
必要に応じてギプスなどの強固な固定を行い、クリニックと連携して施術を行っていきます。