マイクロカレントとは、微弱電流のことを言います。

私たちの体の中には様々な生体電流が流れています。その中で、ケガなどにより体が傷ついたときに流れ、細胞の修復を促進する作用のある損傷電流があります。この損傷電流に似た電流を利用し、痛みや腫れなどを抑制する施術法をマイクロカレント療法と言います。
ほとんど刺激を感じない弱い電流なので、神経や筋肉を興奮させることなく行える施術法で、多くのスポーツ選手のケガの治療や交通事故などの治療に使われています。

人間の細胞はエネルギー源のほとんどを、ATP（アデノシン三リン酸）という物質によって供給されています。

何らかの原因により細胞が損傷をすると、細胞を治すために損傷した細胞からATP（アデノシン三リン酸）の消費が急激に高まり、生成が追いつかない不足した状態になってしまいます。

そうなると人間の体は自然治癒能力が働き、正常組織から微弱な電流(損傷電流)が流れ自己修復していきます。

マイクロカレントにより損傷電流に似た電流を通電することにより損傷部分の細胞組織のミトコンドリアを刺激しATPの産生を増大させることにより組織の修復が早まり、症状が回復していくと考えられています。