春の全国交通安全運動

2019年05月17日

5月20日は「交通事故死ゼロを目指す日」です!!

2019年5月11日(土)から5月20日(月)までの10日間、「春の全国交通安全運動」が実施されます。「子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の事故防止」などが重点項目としてあげられています。

最近、高齢のドライバーによる死亡事故などが各地で相次いでいます。4月19日に起きてしまった池袋の高齢ドライバーによる事故でも被害者のご遺族の方の言葉に「少しでも運転に不安がある人は車を運転しないという選択肢を考えて欲しい。また、周囲の方々も本人に働きかけて欲しい。家族の中に運転に不安のある方がいるならば、いま一度家族内で考えて欲しい。」とありました。

ただ、高齢ドライバーに「危険だから運転を控えてほしい」と言っても、買い物や通院など日常の移動に支障をきたしたり、運転の楽しみを奪われることに抵抗があったりして、すぐに運転を控えてもらうことは難しいケースが多いそうです。

高齢ドライバーに安全運転を続けてもらうためにはどうしたらよいのか・・・

まずは、身体の衰えを素直に受け入れ、慎重な運転を心がけることを意識してもらうことではないでしょうか。

まだまだ若い者には負けないつもりでも、加齢とともに視力の低下や視野が狭くなり、さらに眼球を動かす筋肉も衰え、動体視力が低下します。視力機能の低下や、物の動きに対する反応が遅れてしまうことを自覚してもらい、慎重に運転するよう家族から促しましょう。

「体調がよくないけど大丈夫」と無理に運転すると、途中で体調が悪化して事故を起こす危険性があります。また、通院で車を運転する場合、病気の種類や注射などの治療の影響で運転に支障をきたすことがあります。
体調が優れないときや通院時は車の運転を控え、タクシーなど別の交通手段で移動するよう促しましょう。